世界的な祝祭の時期であるクリスマスは、プレミアリーグの強豪チームにとっても例外ではない。簡素さを好むフットボールで劣るクラブでさえ、ひねりを加えたクリスマス・パーティーを開催する。アスレチック』紙が暴露したところによると、マンチェスター・ユナイテッドは昨年、方針を大幅に変更し、25万ポンドもするクリスマスのごちそうを取りやめるまでになった。キャプテンのナンディスは自腹で支払うとまで申し出たが、この申し出は最終的にクラブに拒否された。
ユナイテッドの新ボス、ラトクリフは昨年のクリスマス・イブにチームに合流し、すぐに一連の質素倹約策を導入した。これまでユナイテッドは毎年、選手やスタッフが一堂に会して盛大なクリスマス・パーティーを催してきた。しかし、チーフ・エグゼクティブのベラダは、この伝統行事を今年は中止すると事前に発表。この決定にはかなり抵抗があったようで、ミーティングでは不快感をあらわにするスタッフもいたほどで、パーティー中止の理由はまさにその25万ポンドの出費だと言われている。
毎年恒例のクリスマスパーティーは、マンチェスター・ユナイテッドにとって伝統的に団結する重要な時間だった。しかし、『アスレチック』紙によると、キャプテンのナンディスは事態を好転させようとしたが、結局ユナイテッドは頑なに拒否し、彼の自己資金提案を却下したという。その理由は、チームはこの1年で人員削減の騒動を経験しており、この時期に散財するのは不適切だからだという。
就任以来、ラトクリフの倹約的な方針は多くの論争を巻き起こした。250人のスタッフを解雇しただけでなく、伝説の監督ファーガソンの宣伝大使の座を取り消し、スタッフが自宅で働ける施設を廃止し、無料のコーヒーやスタジアムへの移動といった特典までカットしたため、ユナイテッドの士気はひどく低下した。
