マンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍中のチェルシーの新星シャトン・シンズが、シーズン序盤に驚異的な強さを見せている。関係者によると、チェルシーはシーズン終了後、移籍金を当初の2000万ポンド(約1億9400万香港ドル)から大幅に増額した2500万ポンド(約2億4500万香港ドル)で彼を永久獲得する見込みだという。
2021年を振り返ると、シャトン・シンズはドーモンからマンチェスター・ユナイテッドに7300万ポンドという破格の移籍金で移籍したが、思うような活躍ができず、しばしば代役として起用され、一時は代表からも外された。しかし、ドルモンに戻ったり、チェルシーにレンタルされたりすると、パフォーマンスが一変した。
ユナイテッドの監督が交代したにもかかわらず、チャトン・シンズはもはやユナイテッドへの復帰を考えていないようだ。チェルシーとのレンタル契約によると、チェルシーはリーグ戦で14位以上になった時点で、この選手を買い取ることを余儀なくされる。現在、チェルシーはリーグで2位につけており、新シーズンのUEFAヨーロッパリーグ復帰の可能性は極めて低い。
ユナイテッド時代、シャトン・シンズは最高で週給30万ポンドを稼いでいたが、現在はチェルシーで週給20万~25万ポンドしか稼げていないことを考えると、チェルシー加入のためなら減給も受け入れる意向を示している。チェルシーにとっては契約成立は難しくなく、ユナイテッドにとってはかなりの負担から解放されるため、Win-Winの関係となる。