プレミアリーグの巨人、チェルシーのウインガー、デレク・メドレーは8800万ポンド(約8億7000万香港ドル)の値札がついているが、今シーズンはマリスカル・マリスカ監督のもとで縁の下の力持ち的な存在で、プレミアリーグでの出場はわずか7試合、うち先発出場は2試合にとどまっている。その一方で、ロンドンのもうひとつのチーム、クリスタル・パレスがこの23歳のウクライナ代表FWの獲得に興味を示している。
昨シーズンのメドレー・カレンダーの活躍を振り返ると、プレミアリーグで31試合に出場し、5ゴールに貢献したことで、復調しているように見えた。しかし、今シーズンは長期欠場という同じ過ちを繰り返し、EHFカップでは2ゴールしか挙げることができなかった。しかし、全体像を見ると、メディリクはマリスカの戦術システムから外れているようで、レンタルか売却は時間の問題のようだ。
クリスタル・パレスは近年、ヴェルフェルト・ザックスとミヒャエル・オリスという2人の主力ウイングを失い、チーム力が低下して成績もボロボロ。現在、降格圏に転落しており、降格争いに向けて戦力を補充する必要がある。そこで、前線の戦力アップを期待し、メディリの獲得に乗り出している。
チェルシーがMFグンナー・ガリンチャをクリスタル・パレスにレンタルしたことは注目に値するが、両者とも今回のメディアテックの加入を心待ちにしているようだ。