東洋選手権のグループステージ最終戦、シンガポールは持ち味を発揮できなかったが、マレーシアを相手に勝点を稼ぎ、奇跡的に準々決勝進出を決めた。
シンガポールは無敵のマレーシア相手に何とか持ちこたえているが、次のベトナム戦ではより厳しい試練に直面するかもしれない。ベトナムはミャンマーを5対0で圧倒。
ベトナムのチームは攻撃と守備がうまくミックスされており、合計得点はなんと11、失点はわずか2。グエン・クアン・ハイのようなクリエイティブな選手を擁し、堅い守備をしながら炎のような攻撃ができる。
ラフェルソンの加入で前線に翼が加わったチームは強力だ。ミャンマー代表デビュー戦で2得点を挙げた鋭い嗅覚を持つベトナム人ゴールスコアラーは、今日の激突でも大きな脅威となるだろう。
シンガポールはマレーシア戦で使った戦術を再現するかもしれない。そして、4ゴールで一時得点ランキングトップに立ったスターアタッカーのアヌアがカウンターアタックを仕掛ける。
中村恭也とシャヒランの中盤は、ポゼッションでチームに脅威を与える重要な役割を担う。
ホームでのシンガポールの勝利は、決勝トーナメント進出の可能性に直結する。ピッチは緊張と興奮に包まれ、ファンの情熱が試合を盛り上げるだろう。人工芝は試合に影響を与えるだろうが、ベトナムが素早く適応できれば、シンガポールを苦しめ、試合をひっくり返す力もあると思う。