かつて中国スーパーリーグ(CSL)を沸かせたブラジルのレジェンド、オスカル・ドス・サントスは、初冬に上海港に別れを告げ、8年間にわたるCSLの旅に幕を下ろした。サンパウロFCは、オスカルと3年契約を結んだことを正式に発表した。
幼い頃からサンパウロのユースアカデミーで腕を磨いた33歳のセントラルMFは、'08年から'10年までバークレイズ・プレミアリーグでプレーした後、スポルティング・インターナショナルに移籍。
2017年、全盛期を迎えていたオスカルは移籍金6000万ユーロで上海港に移籍し、サッカー界に千波万波を巻き起こした。25歳という若さでプレミアリーグを諦めて中国スーパーリーグに移籍したことで、「自滅だ」と世間を騒がせた。しかし、上海港に別れを告げた際、中国への投資継続を希望していると噂されたが、最終的には母体であるサンパウロへの復帰を選び、上海港での契約より大幅に減額された年俸2400万レアル(約3000万香港ドル)の3年契約を結んだ。
統計によれば、上海港での8年間のキャリアにおけるオスカルの年俸総額は1億9200万ユーロ(約16億香港ドル)に達する。一部のネットユーザーが、「彼はもう十分稼いだ」「新人が中国スーパーリーグを味わう時が来た」と声を上げるのも無理はない。