イングランド・プレミアリーグのボーンマスとウェストハム・ユナイテッドが、マルセイユのストライカー、ワヒに注目していることが、チーム紙によって明らかになった。この21歳のフランス人シュートストッパーは、リーグ1ではまだ3ゴールしか決めていないが、その傑出したパフォーマンスはプレミアリーグの強豪を興奮させている。
しかし、マルセイユには正式なオファーは届いていないようで、冬の移籍市場でヴァシが売却されることはないと固辞している。昨年12月の記者会見で、マルセイユ会長はワヒの退団は問題外であり、クラブは彼の将来に全幅の信頼を寄せていると明言した。
特筆すべきは、マルセイユが昨夏、移籍金2500万ユーロ(約25億円)と500万ユーロ(約56億円)の浮動条項付きでレンズからワヒを獲得したことだ。そのため、ワヒを欲しがるクラブは高額な移籍金を負担しなければならない。マルセイユはワヒを完全に売却するか、強制的な買い戻し条項付きのレンタルオファーを受け入れることを望んでいる。
ボーンマスとウェストハム・ユナイテッドはともに、チームの火力を高めるためにヴァヒの獲得を切望している。ボーンマスはケガの問題でストライカーを切実に必要としており、ウェストハムも攻撃力を高めるためにヴァヒを探している。しかし、移籍の鍵はヴァヒ本人がマルセイユを離れる意思があるかどうか、そしてクラブがマルセイユの設定した移籍金を払えるかどうかである。
ヴァヒの代理人チームはプレミアリーグの両チームから興味を示されているが、選手の意思とキャリアプランも尊重する必要がある。マルセイユにとって、ヴァヒは大きな可能性を秘めた若いストライカーであり、今後も彼の可能性を最大限に伸ばしていきたいと考えている。
プレミアリーグのチームがワヒに圧倒的な関心を寄せているにもかかわらず、マルセイユはこの選手を簡単には手放さないだろう。この移籍劇はまだ見ぬものであり、最終的にどうなるかを見守りたい。