プレミアリーグのチェルシーがイタリア代表MFのスター、チェーザレ・カサデイの移籍をめぐってセリエAのトリノと激しく交渉していると、移籍専門家のディ・マルツィオが報じた。
この21歳の中盤の才能は、2022年の夏のウインドウに1490万ユーロという移籍金でインテル・ミラノからチェルシーに移籍したが、ブルーズに加入してからの彼のパフォーマンスは期待に応えるものではなかった。カサダイはレディングとレスター・シティにレンタル移籍した経験があるが、今シーズンのチェルシーでの出場はわずか6試合にとどまり、プレミアリーグでの出場はない。
カサダイの状況に直面したチェルシーは売却に興味を示しているようだが、トリノはそのチャンスに飛びついた。チェルシーがカサダイに提示した入札額は2000万ユーロで、買い戻しの権利はチェルシーが保持したいと伝えている。一方、トリノはこの若い才能を獲得するため、1200万ユーロと移籍金の分け前を提示したという。
移籍金や買い戻しの権利をめぐって意見の相違があるものの、ディ・マルツィオはチェルシーとトリノが来週火曜日から水曜日にかけて、合意に達するための話し合いを再開すると予想している。
チェルシーにとっては、カサダイの売却で資金を回収し、チーム調整の余地を作ることができるかもしれない。トリノにとっては、カサダイの加入でチームの中盤が強化され、今後の試合に活力をもたらすことが期待される。
しかし、この契約が最終的に実現するかどうかは、今後の交渉で両者が合意に達するかどうかにかかっている。ファンもまた、ウィンウィンの解決策を待ち望んでいることだろう。