夏の移籍市場でスポルティング・マドリードに別れを告げたオランダ代表FWディッピーのキャリアは、未知の世界へと突入したかに見えた。しかし、この30歳のシュートストッパーは黙っておらず、南米で新たなチャンスを見つけたようだ。移籍の達人」ファブリツィオ・ロマノが報じたところによると、ディッピーはブラジルのゴランテスと口頭合意に達し、双方が2年契約を結ぶ見込みだという。
スポルティング・マドリードでのシーズン、ディビーは31試合に出場し、9ゴールを挙げた。リーガ・エスパニョーラの強豪がチームの再編成を決めたため、ディビーとの契約を延長することができず、結局、ディビーはフリーエージェントとしてクラブを去ることになった。スペインの他の2チーム、シビルとバジェカーノもディビーに興味を示しているという噂もあったが、コロンビアはディビーの帰国を望んでいた。両者は年俸面で合意し、あとは正式な契約書にサインするのを待つばかりである。 すべてが整ったようで、近々正式発表があるものと思われる。
欧州の選手が南米に渡ってサッカーをするという伝統は珍しいものではないが、近年その傾向が静かに変わりつつある。コリエンテスは先月、スペイン人ストライカーのヒダ・ブーツ・ナンディスを獲得したばかりだ。そして今、ディビーの加入によって、クラブはヨーロッパ人ストライカーの新ラインを作ろうとしているようだ。