世界屈指の新星ストライカーとして注目されているズリアン・イバリスが、アイニン・シャラントのオーラを振り払うのに苦労している。このアルゼンチン代表FWは、クラブに移籍を希望していると噂されている。アルゼンチン代表としてパリ五輪に出場している最中のズリアンは先日、改めてシティでの役割に不満を表明し、五輪終了後には今後の移籍先について深く考えることになると明かしていた。
昨シーズン、私はシティで最も長くピッチに立つ選手のひとりとなったが、重要な戦いでベンチにいたい選手などいないのが現実だ。私は勝利に貢献することに飢えていた。心の中では少し迷っている。オリンピックも終わったことだし、自分の将来についてゆっくり考えようと思う」と24歳のズーリアンは語った。
マンチェスター・シティはこの中心選手を手放したくないようで、チーム残留を積極的に働きかけているという。一方、リーガ・エスパニョーラの巨人、スポルティング・マドリードもズリアンを狙っている。チバン・ディブニーとアイニン・チャラントを負傷で欠く中、リーグ戦36試合でチームのタイトル獲得に貢献したにもかかわらず、ズリアンはイングランドサッカーチームの決勝戦と、レアル・マドリードとの重要なEUベスト8決定戦では、コーチングスタッフから好まれなかった。