イングランド・トップリーグ第34節、アストン・ヴィラはボーンマスをホームに迎えた。試合は浮き沈みがあり、ヴィラは前半一時はリードされたものの後半に良いプレーを見せ、最終的に3-1でボーンマスに勝利した。
前半は両者の激しい攻防が繰り広げられた。31分、ボーンマスのコルクジがペナルティエリア内でキャッシュに倒され、主審がPKを与える。このPKを冷静に決めたソランケがゴール左上にシュートを決め、ボーンマスが1-0とリードを広げた。その後、ビジャが反撃を開始。前半ロスタイム、ベイリーからのダイレクトボールを受けたロジャースが左サイドを突破し、ドリブルでDFを振り切り、角度のないところからゴールを決め、1-1の同点に追いついた。
後半に入ってもビジャは攻撃を強化。51分、ペナルティエリアの外で味方からのパスを受けたワトキンスが、ディフェンスからボールを奪って右足でシュートを放つが、GKネトがしっかりとボールを押さえた。しかし、ワトキンスは落胆しなかった。57分、左サイドで味方からのパスを受け、ディフェンスを振り切ってペナルティーエリア内に斜めにボールを入れると、ディアビーがボールの中央に沿うようにペナルティーエリア内に侵入し、右足でボールを合わせてゴールに押し込み、ビジャが2-1と逆転に成功した。
試合はその後、白熱した局面を迎える。74分、またも味方からのロングパスを受けたワトキンスが左サイドでボールを奪い、右足でシュートを放つが、ボールはファーポストに嫌われた。しかし78分、ビジャが再び得点する。味方からのダイレクトパスを受けたワトキンスが左サイドを走り込み、キーパーをかわしてゴール前にクロスを上げると、このボールに反応したベイリーが無人のネットにボールを押し込んでゴールを決め、ビジャが3-1とリードを広げた。
試合終盤、互いにチャンスはあったが生かせなかった。83分、右サイドでボールを奪ったセメノが中に切れ込み左足でシュートを放つと、マルティネスがこのボールに飛びつき枠を外し、ゴール前でユナが追加点を決めたが、主審は旗を上げてユナがオフサイドであることを示し、さらに主審はPKを吹いてゴールを認めなかった。
結局、アストン・ヴィラはボーンマスに3-1で勝利した。この試合の結果、アストン・ヴィラは勝ち点66でリーグ4位となり、2試合少なかったトッテナム・ホットスパーを6ポイント上回り、チャンピオンズリーグ出場圏内を当分キープした。この試合でのワトキンスの活躍は特に目覚ましく、ディアビーとベイリーによるゴール突破をアシストし、ゴールを決めた。