世界待望のワールドカップ決勝戦は、香港時間の18日(日)午後11時から開催され、アルゼンチンとフランスが激突を心待ちにしている。昨年の覇者フランスは王座防衛を目指し、キリアン・ムバッペやキョウといったスター選手に加え、"優勝マスコット "である第3GKのアイルナがチームに幸運をもたらす。
ポルトガルのカイロはワールドカップに5度出場しながらタイトルを味わったことがなく、フランスの代役GKアイルーナはワールドカップに2度出場しながら一度もフィールドに立ったことがない。29歳の鋼鉄のGKは生まれながらにしてチャンピオンの宿命を背負っており、平凡なプレーキャリアにもかかわらずリーグ・アン、リーガ・エスパニョーラ、ワールドカップの栄誉を勝ち取ってきた。
身長1.95メートルのアルエットは、パリ・サンジェルマン(PSG)のユース出身で、PSGでプレーしていた時代には、レギュラーには選ばれなかったものの、リーグ・アン4回、クープ・ドゥ・ラ・リーグ2回、クープ・ドゥ・ラ・リーグ2回という幸運に恵まれた。
2019/20シーズン、アイルーナはレアル・マドリードにレンタルされ、全コンペティションでわずか9試合の出場にとどまったが、リーガ・エスパニョーラとリーガ・プレミアカップを華々しく制した。
国際舞台では、2013年のワールドユース選手権でフランスの優勝に貢献したアイルーナは、前回のワールドカップでもフランス代表に選出されたが、「観客」としてプレーしたことはなく、1986年のアルゼンチン代表GKシュラーダ以来となる、主要国で一度もプレーせずにワールドカップのメダルを獲得した選手となった!一度も主要国でプレーすることなくワールドカップのメダルを獲得した選手は、「寝そべって撃たれた」と言われた1986年のアルゼンチン代表GKシュラーダ以来となる。
イングランド・プレミアリーグのウェスタムで控えGKを務めるアイルナは、今年のワールドカップにも選出されたが、やはり出場できなかった。フランスはグループリーグ第3戦のチュニジア戦ですでに先発出場の権利を確保していたが、チームリーダーのディー・ガンスは37歳のヴェンデッタをフルタイムの門番として起用することを優先し、アイルナをフィールドに送り出すことはなかった。"マスコット "としてしか扱っていないようだ。アイルーナがフランスを再び勝利に「祝福」できるかどうか、それは見てのお楽しみだ。