11日の夜、リーガ・エスパニョーラの試合は、レアル・マドリードがマジョルカを迎え撃つという重要な決戦の幕開けとなった。レアル・マドリードは今シーズン、開幕戦4戦全勝、UEFAヨーロッパリーグ最終節もアウェーでセルティックに勝利し、リーガ・エスパニョーラ、UEFAヨーロッパリーグの両戦線にとって幸先の良いスタートを切った。その攻撃力の高さとは裏腹に、前半に失点することが多く、直近のリーグ戦4試合中3試合でハーフタイムに2点以上のリードを許している。(現在632試合、日曜午後8時中継)
昨シーズンの二冠王レアル・マドリードは、今シーズンもほぼ同じメンバーでタイトルを守っており、新加入の若手MFカオ・ヤベニーがスムーズに指揮を執るため、以前はカスミルをマンチェスター・ユナイテッドに放出した。レアル・マドリードはUEFAスーパーカップ、リーガ・エスパニョーラ、UEFAヨーロッパリーグで6連勝中で、リーガ・エスパニョーラでは二本の矢ビンチュマーとヴァーツラフ・ズーリアがそれぞれ3ゴールを決め、UEFAヨーロッパリーグの最終戦ではベルギーのスター、シャサールがついに得点の渇望を断ち切るなど、攻撃陣の火力は相変わらず熾烈を極めている。
しかし、レアル・マドリードのバックラインはやや不安定で、今シーズンのリーガ・エスパニョーラ4試合すべてで失点を喫しており、いずれも前半のうちに失点している。
マヨルカは道路上では絶望的ではない
今シーズンのマジョルカの4試合の成績は1勝2分け1敗と、決して目立ってはいないが、アウェイの2試合ではバジェカーノ戦の2-0を含め1勝1分けと、ここ3試合では得点感覚をつかんでおり、攻撃力は健在であることを証明している。今夜はアウェーでレアル・マドリードと対戦するが、相手には圧倒されているとはいえ、前半のうちに勝点1を奪うのは思っているほど難しくないかもしれない。