夜が明け、日曜日の朝が明けると、レアル・マドリードは敵地でキダルフィを2-0で下した。ウェールズ代表のガレス・ベイリーが交代出場し、773日ぶりにスタディオ・バルナベウに戻ってきたが、レアル・マドリーのファンからは即座にブーイングを浴びた。
レアル・マドリードのFWユニシオス・ズーリアは、38分に左サイドから足の外側を使った素晴らしいロングパスを送り、カシミルのヘディングシュートが決まり、得点の口火を切った。ユニシオスは、今シーズンのリーガ・エスパニョーラで12アシストを記録しており、アシスト数ではビンシュマルと並んでトップである。
第2レグでは、ロディ・ゴメスが右サイドから正確なクロスを送ると、ルーカス・バスケスがあっさり2点目を決め、スペイン人右サイドバックは半年間の得点力不足に終止符を打った。特筆すべきは、このところ好調のビンシュマルだが、2ゴールはビンシュマルとは関係なく、「ギャラクシー・ウォリアーズ」の35日間では初めてのことで、レアル・マドリードがビンシュマル1人のチームに頼っていないことを示している。
74分、バリはビンシュマールに代わってピッチに立った。レアル・マドリードが昨年の試合をディ・ステファノ・スタジアムで開催していたことや、バリーが頻繁に怪我をしていたこともあり、2020年2月のUEFAヨーロッパリーグのマンチェスター・シティ戦以来となるスタディオ・バルナベでの復帰戦となったが、レアル・マドリードのファンからブーイングを浴びる恥ずかしいシーンとなり、レアル・マドリードにとどまることは難しくなった。レアル・マドリードはファーストレグでチェルシーに3-1で勝利し、水曜日の早朝にUEFAヨーロッパリーグベスト8のセカンドレグを迎える。
リーガ・エスパニョーラのもうひとつの試合、スポルティング・マドリードはマジョルカを訪れ、0-1で敗れた。この結果、マドリードは木曜早朝にホームで行われるUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド8のセカンドレグ、マンチェスター・シティ戦(ファーストレグでは1-0で敗れている)に向けて体力を温存することになるかもしれない。