20/21シーズン成績:リーガ10位
ホーム:ビジャレアル/サン・マメス・スタジアム
コーチ: マルセリーノ
長い歴史と輝かしい伝統を持つリーガ・エスパニョーラの常勝軍団ビルバオは、一度も降格の危機に陥ることなく、リーグ戦の舞台を守り続けてきた。リーガ・エスパニョーラ優勝8回、コパ・デル・レイ優勝24回。しかし、2010年にビエルサ監督が退任して以来、ビルバオは中位に転落し、バスク出身の選手だけを集めるという独自のセレクション戦略は、厳しいが、チームの才能を制限してきた。ユース制度は強みであったが、それは深刻なタレント格差にも繋がり、豊富なタレントにより2010年頃にはチャンピオンズリーグ出場の目処が立っていたものの、ハビ・マルティネスやフェルナンド・ロレンテといった主力選手の離脱により、チームの強みが薄れ、ユース選手の台頭の必要性がより強くなった。それでも15/16-16/17シーズンはヨーロッパリーグ出場権を獲得したものの、ここ3年間は10位前後を推移しており、タレントの入れ替わりが激しい時期であることを反映している。
マルセリーノが監督に就任したとき、チームはディフェンス第一の伝統を引き継ぎ、難攻不落のディフェンスで知られた。マルセリーノ監督就任後、チームはディフェンス第一の伝統を守り、堅守で知られる。チームのハートを奮い立たせたマルセリーノは、赤と白のチームを栄光のシーズンに導くだろう。