呉磊のヨーロッパ上陸が成功した後、国内メディアは北京国安のスター選手、李磊が今シーズン終了後にスイスのトップリーグ、グラスホッパー・チューリッヒに移籍することを明らかにし、またもや嵐を巻き起こした。これは中国スーパーリーグの社会人選手にとって、呉磊に続いて再び海外移籍の道を選ぶという画期的な出来事であると同時に、近年のサッカー界に大きな変化をもたらすものでもある。スイス・スーパーリーグは世界のトップ5に入るリーグではないとはいえ、李磊がそこで地位を確立できれば、彼の個人的なスキルやサッカーのビジョンにポジティブなインセンティブをもたらすだろう。
中国スーパーリーグが巨額の賃金滞納に陥っている今、リーグの運営はまだ中断していないとはいえ、先行きは不透明だ。来年の試合日程、参加チーム、そして閉幕チームからの選手の引き留めなど、すべてがリーグに大きな不安を与えている。選手の高額年俸時代が終わりを告げようとしている今、良くも悪くも海外に出るチャンスをつかむことは、選手の成長を促し、異なるサッカー哲学を学ぶことになり、将来の成長にプラスになるはずだ。
1992年5月30日生まれ、身長1.82メートルの李磊は、現在北京国安でウイングバック、左足の主将としてプレーし、U22日本代表に選出され、2017年6月には日本代表練習生リストに初選出された。神新と建業でプレーした経験を持つ。今シーズン、李磊は国安で14試合に出場し、1ゴール1アシストに貢献している。 一方、山東泰山のドゥアン・リウユも海外移籍の噂にさらされた。夏の移籍市場では、彼の移籍は決定的かと思われたが、結局、何のニュースもなかった。ドゥアン・リウユは、中国人を擁するリーガ・エスパニョーラのグラナダにコンタクトを取ったと言われている。年齢が若いにもかかわらず、ドゥアン・リウユはファンダメンタルがしっかりしており、同世代の選手よりもゲームを読む力があった。しかし、フィジカル面では比較的弱く、体力も同年代のU23選手の中では突出しているわけではない。
今年の谷を乗り越えて、来年こそサッカー界が復活しますように。たとえそれが底なしの反発でなかったとしても、少なくとも私たちはそこから学び、物事を正すべきである。