セリエAの巨人、ユベントスは今夏、中盤の新戦力を狙っており、『ムンド・デポルティーボ』によれば、レアル・マドリードのトニ・クロースを狙っているという。
ユベントスは昨シーズンのセリエAで4位に終わり、9年間続いたリーグ制覇に終止符を打った。マッシミリアーノ・アッレグリ新監督は、中盤の戦力アップを意図して就任した。ユベントスは、ロカテッリやピャニッチなど多くの中盤の選手と交渉していると噂されているが、『ムンド・デポルティーボ』は、ユベントスがクロースに強い興味を持っていることを明らかにし、クロースがチームの中盤の強さを大幅に強化できると考えていると伝えている。
ドイツのバイエルンで傑出したMFとして活躍した31歳のクロースは、2014年にレアル・マドリードに移籍し、チームの中盤の中心として3度のチャンピオンズリーグ優勝と2度のリーガ・エスパニョーラ優勝を果たした。しかし、2023年に契約満了を迎える彼は最近調子を落とし、ユーロでのパフォーマンスも批判され、ドイツ代表からの離脱も表明している。
レアル・マドリードのフロレンティーノ会長が今夏の補強の最重要ターゲットとしているのはキリアン・ムバッペで、このフランス人スーパースターを獲得するために、レアル・マドリードは資金調達のために選手を売却することも厭わないようだ。ムンド・デポルティーボ』は、ユベントスが4000万ユーロのオファーを出せば、レアル・マドリーは断れないかもしれないと明かした。レアル・マドリードはこの夏、ラモス、ヴァランなどの選手を放出したが、もしクロースの売却が実現すれば、チームは大幅にリニューアルのスピードを加速させることになる。
ユベントスはロカテッリを獲得しようとしていたが、リヴァプールやアーセナルなどプレミアリーグの強豪もヨーロッパリーグを制したMFに目をつけており、ユベントスはクロースに目をつけた。しかし同メディアは、ユベントスはまずチームのMFラムジーの問題に対処しなければならないと指摘している。ウェールズ代表MFラムジーは2019年にユベントスにフリーで加入したが、セリエAではあまり良いパフォーマンスを見せておらず、ユベントスの売却可能リストに載せられている。