マンチェスター・ユナイテッドはレアル・マドリードのスター選手、ヴィニシウス・ジュニーニョを獲得するチャンスを逃し、移籍金を捻出するためにフランス人シュートストッパーのキリアン・ムバッペを獲得しようとしていたが、レアル・マドリードが提示した価格にプレミアリーグの巨人は尻込みしている。フロレンティーノ・ペレスはここしばらくの間、パリ・サンジェルマンのスター選手であるムバッペを獲得しようとしていたが、レアル・マドリードは新スタジアム建設の資金繰りが厳しいため、収支を合わせるためにヴァランなどの選手を売却せざるを得なかった。 ユナイテッドがヴァランを獲得しようとしていたとき、レアル・マドリーはヴィニシウスをレンタル・アンド・バイ契約の可能性でユナイテッドに推薦した。しかし、レアル・マドリードはこの21歳のブラジル人FWに6850万ポンドという破格の移籍金を提示した。 イギリスの『デイリー・ミラー』紙によると、ヴィニシウスはレアル・マドリードが売却しようとしたことで、失望したという。カルロ・アンチェロッティ新監督は、ヴィニシウスが将来のプランで重要な役割を果たすと約束していたからだ。
ヴィニシウスは2018年夏に3600万ポンドでレアル・マドリーに加入し、ネイマールのバルセロナ移籍に次ぐブラジルサッカー界2位の移籍金記録を打ち立てた。ここまでレアル・マドリーで118試合に出場し、15ゴールを挙げ、抜群の走力と加速力で最も脅威的な攻撃ツールとなっている。しかし、ブラジルの天才の安定感も無視できない。 ヴィニシウスは、昨シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝のリバプール戦で2ゴールを決めたが、リーガ・エスパニョーラでは、1シーズンで3ゴール以上を決めたことがない。昨シーズンはリーグ戦35試合に出場し、うち22試合で先発、3ゴール、3アシストを記録した。それ以前の2シーズンは、リーガ・エスパニョーラで3ゴールと2ゴールを記録している。 コパ・アメリカには出場したが、ブラジル代表では主にベンチ入りし、最大27分間のプレーにとどまった。
さらに、ヴィニシウスのレアル・マドリーでの主なポジションは左ウイングであり、ユナイテッドが新たな補強を必要としないポジションである。このブラジル人選手はセンターフォワードとしてもプレーできるが、ユナイテッドのユース選手であるメイソン・グリーンウッドほどの活躍はしていない。