プレミアリーグの巨人チェルシーが、マンチェスター・ユナイテッドとスペインのスター選手サウールの獲得で激しい争奪戦を繰り広げていることが、6月13日付の『ザ・サン』紙によって明らかにされた。リーガ・エスパニョーラの王者は現在、サウールの入札額を6800万ポンドに引き下げており、まるで "さあ、ポチッとな!"と熱烈な手招きをしているかのようだ。
しかし、この争奪戦に絡んでいるのはチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドだけではない。パリ・サンジェルマン、ユベントス、バイエルン・ミュンヘンもサウール獲得に乗り出したと噂されている。ヨーロッパリーグの舞台でその才能を発揮する代表チームへの招集はまだ受けていないが、それでも大手の追撃は止まらない。
サウールはアトレティコ・マドリードでのパフォーマンスが高く評価され、チームとの関係もかなり友好的だ。しかし、チャンピオンズリーグの新戦力の猛追により、アトレティコの財政は悪化しており、中盤の中心を妥当な価格帯で売却したいと考えているようだ。
ムンド・デポルティーボ紙によると、サウールの契約違反金はなんと1億3000万ポンド(約1400億円)で、現在の経済情勢からするといささか場違いな感じがする。アトレティコ・マドリードとの契約もかなり特殊で、複雑な条項がある珍しいもので、公式発表によれば2026年夏に契約終了となる。
アトレティコは現在、6,800万ポンドを超えるオファーを検討する意思があることを明らかにしている。この争奪戦では、セリエAの巨人ユベントスがややリードしているようだ。