スウェーデンはヨーロッパのサッカー地図では2番手だが、ワールドカップとユーロの舞台では準々決勝に進出している。これまでスウェーデンは、ノックアウトステージ進出を目指し、さらに上を目指してユーロに6大会連続で出場し、2018年ロシア・ワールドカップではベスト8に進出している。しかし、代表チームの元ACミランのベテランFWイベがケガで復帰したことは、スウェーデンにとって大きな損失となった。

I. チーム概要

過去最高:1992年ファイナル4

ヘッドコーチ:ヤンネ・アンデルソン

得点王:イベ(62ゴール)

現在の得点王:ボルグ(23ゴール)

出場記録:アンダース・スヴェンソン(148)

現役時代の出場記録:セバスチャン・ラーション(128試合)

サッカー協会設立:1908年

II.予選の見直し

今年のUEFAユーロ予選で、スウェーデンはスペイン、ノルウェー、ルーマニアといった強豪と同組になり、6勝3分け1敗の勝ち点21でグループ2位に終わった。スペインには0-3で敗れたものの、ノルウェーとの対戦は引き分けに終わった。最終予選では、スウェーデンがアウェーでルーマニアを2-0で下し、早々に本大会出場を決めた。

III.スウェーデンのリスト

GK:ヨハンソン(コペンハーゲン)、ノルトフェルト(ユース・ユナイテッド)、オルセン(エバートン)

DF:クラフト(ニューカッスル)、リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)、ダニエルソン(大連)、マルティン・オルソン(ヘッゲン)、アウグスティンソン(ヴェルダー・ブレーメン)、ヤンソン(ブレントフォード)、ハイランド(レンジャーズ)、ルスティグ(AIKソルナ)、グランクヴィスト(ヘルシンボリ)

MF:フォルスベリ(レッドブル・ライプツィヒ)、セマ(ワトフォード)、クラッセン(クラスノダール)、クルセフスキ(ユベントス)、セバスティアン・ラーション(AIKソルナ)、エクダール(サンプドリア)、クリストファー・オルソン(クラスノダール)、カユステ(ミッドタイヤランド)、スワンベリ(ボローニャ)、スヴェンソン(広州恒大)

フォワード:ベリー(クラスノダール)、アイザック(レアル・ソシエダ)、クアイソン(マインツ05)、ジョーダン・ラーション(スパルタ・モスクワ)

IV.グランドリストの分析

ゴールでは、オルセンがヨーロッパリーグで活躍できるか未知数。バックラインでは、大連津のダニエルソンがリンデロフとグランクヴィストを振り切るのは難しく、アウグスティンソンとルスティグが主軸になると予想される。中盤では、広州恒大のスヴェンソンが先発に名を連ねる可能性は低く、フォルスベリ、セバスティアン・ラーション、スワンベリがスタメンに名を連ねる。

前線ではイブラが負傷欠場し、アイザックがチームを破壊する役目を担う。残るストライカーはベリーとクアイソンが争う。クルセフスキのポジションはスウェーデンのフォーメーションによって決まるだろう。彼はユベントスで傑出したパフォーマンスを見せていたが、最近新たな冠と契約したばかりで、いつカムバックするかはまだわからない。

V. 予想スタメン(4-4-2):

オルセン/アウグスティンソン、リンデロフ、グランクヴィスト、ルスティグ/クラソン、フォルスベリ、セバスティアン・ラーション、スワンベリ/アイザック、クアイソン

VI.スウェーデン・グループステージの日程表

スウェーデン vs スペイン 6月15日 03:00

スウェーデン対スロバキア 6月18日 21:00

スウェーデン vs ポーランド 6月24日 00:00

VII.ヨーロッパカップの展望とポイント

スウェーデンは、スペインとポーランドがともに優勝を狙える実力を持つ、非常に競争の激しいグループに入った。スウェーデンが予選突破を狙うなら、すべての試合で全力を尽くす必要がある。歴史的に見ても、スウェーデンはスペインと14回対戦して3回しか勝っていない。スロバキア戦ではスウェーデンが有利で、勝ち点3を獲得する見込み。ポーランド戦はスウェーデンが絶対的優位に立ち、勝利が予想される。

大連仁のDFダニエウソンと広州恒大のMFスヴェンソンが中国スーパーリーグの代表として出場するのだ。それぞれの出場は注目の的となるだろう。

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