ジダンがレアル・マドリーとの関係に終止符を打つことを、別れの手紙とともに発表したことが明らかになった。その手紙の中でジダンは、クラブからの信頼、サポート、リスペクトの欠如について露骨に心情を吐露している。マルカ』はこのホットスポットを追いかけ、ジダンの去就に極めて不満そうなレアル・マドリードの上層部の複雑な心境を一面で明らかにした。
マルカ』紙によると、レアル・マドリードの上層部は、ジダンが自らを省みる勇気がないことに失望を表明したという。彼らはジダンが在任中、若手選手の育成がうまくいかなかったり、ヨビッチやエゼコらを "葬り去った "など、数々の失敗を犯してきたと考えている。ジダンは繰り返しリスペクトを強調してきたが、ヒエラルキーから見ればクラブに "背を向けた "ようなもので、レアル・マドリーに対するリスペクトが欠けている。
ジダンの去就の一部始終が『アス』紙の一面に掲載されている。すべては昨年の夏に始まった。リーガ・エスパニョーラ優勝後、レアル・マドリードは移籍市場で何の動きも見せず、若手選手をレンタルで呼び戻しただけだった。
今年1月、レアル・マドリードはシーズン以来の危機に見舞われた。リーグ戦ではアトレティコ・マドリードの後塵を拝し、コパ・デル・レイでは格下チームにノックアウトされ、決勝にも進めなかった。メディアの砲撃を受けても、レアル・マドリードの関係者はジネディーヌ・ジダンを守ろうと名乗り出ず、ジダンは孤立と無力感を味わった。