今晩、FCバルセロナは劇的な逆転劇を経験した。リーガ・エスパニョーラでセルタに1-2で敗れ、序盤戦でリーガ・エスパニョーラのタイトルに別れを告げたにもかかわらず、その数時間後に行われた女子チャンピオンズリーグ決勝で、バルセロナ女子サッカーチームはチェルシーを4-0という圧倒的な強さで下し、チャンピオンズリーグの頂点に立ったのだ。これは、バルセロナ女子がチャンピオンズ・リーグ決勝に進出した2度目というだけでなく、チャンピオンズ・リーグの王座に立った初めてのことでもある。
試合開始わずか35秒、バルセロナの女子サッカーチームに幸運が訪れた。ペナルティーエリア内の混乱で、チェルシーのキルビーが足でボールをクリアしようとしたが、うっかりチームメイトのロイポルドに向かってボールを蹴ってしまい、ボールは信じられないような弧を描いてチェルシーのゴール右上に飛んでいった。
その直後の14分、ロイポッチがまたもボックス内でミスを犯し、今度はエルモソを引っかけてしまった。主審は決定的なPKを宣告し、バルセロナのキャプテン、アレクシアがワンタッチでゴールを決め、リードを2-0に広げた。
21分、バルセロナはさらにリードを3-0に広げる。 味方からの直接フィードを受けたボンマルテがボックス左でDFを簡単に振り切り、低い弾道のシュートをゴールに突き刺した。
バルセロナは36分、マルテンスが左サイドで2人のディフェンダーをかわしてハンセンに渡り、ハンセンは無人のネットに簡単にボールを流し込んで4-0とした。
チェルシーを4-0で破ったバルセロナ女子は、初めてチャンピオンズ・リーグのトロフィーを掲げ、FCバルセロナはチャンピオンズ・リーグ史上初めて、男女両方のチームが優勝したクラブとなった。
