2020/21シーズンのリーガ・エスパニョーラ第35節のハイライト、レアル・マドリード対セビージャの激闘がエスタディオ・ディ・ステファノで目撃され、北京時間5月10日、両者は2-2のスコアで握手を交わした。レアル・マドリードはここ15戦無敗にもかかわらず、首位との勝ち点差はまだ2。今節はレアル・マドリードがアトレティコ・マドリードを抜いて首位に立つ絶好のチャンスだったはずだが、バルセロナと引き分けたアトレティコ・マドリードを相手に、レアル・マドリードはその瞬間を生かすことができなかった。
この戦いを終え、リーガ・エスパニョーラの状況は振り出しに戻ったようだ。アトレティコ・マドリードが一時的にレアル・マドリードとバルセロナを勝ち点2差でリードし、レアル・マドリードとバルセロナが勝ち点で並んでいる。この3連戦では、どのチームもタイトルを狙う可能性があり、鍵を握るのは誰が最初にそのチャンスを掴めるかだ。
ドラマが多そうな今シーズンのリーガ・エスパニョーラはどうなっているのか?シーズン序盤を振り返ってみよう。バルセロナは再建を目指し、ルイス・スアレスをアトレティコ・マドリードに "移籍 "させた。この移籍は、バルセロナがアトレティコ・マドリードにリーガ・エスパニョーラのタイトルを無駄にしていると感じたレアル・マドリードの不興を買った。なお、レアル・マドリードは昨シーズン以降、スター選手を一人も獲得していない。バルセロナは再建期にあるため、アトレティコにはタイトルを獲得する力があり、さらにスアレスが加入したことで、アトレティコはまるで翼を持った虎のようだ。
しかし、アトレティコ・マドリードはまだ今シーズンのタイトル獲得が決まっておらず、不安な状態が続いているのが現実だ。一方のバルセロナは、シーズン序盤のスター選手の減俸、メッシの復帰、ドレッシングルームの不和、会長辞任といったアクシデントが記憶に新しく、低空飛行のスタートと高空飛行のフィニッシュを繰り返している。一方、レアル・マドリードはぬるま湯に浸かっており、強豪チームとの対戦では負けていないが、弱小チームとの対戦では何度も敗れている。アトレティコの調子が極めて不安定なのも、リーグ優勝が微妙な理由のひとつだ。また、バルセロナが低空飛行でスタートしたのに対し、レアル・マドリードは高空飛行でスタートし、ディフェンディング・チャンピオンであるレアル・マドリーは現在、債務危機に陥っている。ムバッペとハーランドの今後の進路はまだ混乱しており、アトレティコ・マドリードは部外者のようなもので、バルセロナが無駄にタイトルを送ったとしても、タイトル獲得への姿勢もかなり仏頂面のようだ。
まとめると、今シーズンのリーガ・エスパニョーラは実に奇妙だった。