注目情報:2021年4月30日、ビジャレアルはUEFAカップ準決勝の相手、アーセナルをセラミック・スタジアムに迎える。前節、ビジャレアルはバルセロナに1-2で敗れたものの、対戦相手のアーセナルは4月後半の試合で安定感を欠いており、この試合では主力選手の何人かが欠場するため、アーセナルの勝利の可能性は高くないようだ。
バルセロナ戦で敗れたビジャレアルを振り返れば、チームが敗戦の心理的な影に適切に対処できなければ、アーセナルとの対戦に悪影響を及ぼすことは間違いない。ビジャレアルは準々決勝でディナモ・ザグレブを破ったとはいえ、アーセナル戦のプレッシャーははるかに大きい。セントラルMFのイボーラは負傷欠場だが、少なくともビジャレアルの選手は彼だけではない。
一方、アーセナルの最近のパフォーマンスも同様に浮き沈みが激しい。先週末のエバートン戦に0-1で敗れたアーセナルは、オーバメヤン、ラカゼット、ティアニー、ルイスといった主力選手の欠場が決まっており、アーセナルのミケル・アルテタ監督はビジャレアルとのファーストレグを警戒しているかもしれない。
引退した選手ピレスは、ビジャレアルのエメリ監督のヨーロッパリーグでの豊富な指導経験がチームに有利に働くと考えている。エメリはセビージャで3年連続リーグタイトルを獲得し、2018-19シーズンにはアーセナルを決勝に導いた。
総合力ではアーセナルが得点数、失点数でわずかに上回っている。ただ、最近のアーセナルの成績が安定せず、主力選手が不在であることを考えれば、この試合では成功する可能性の方が高い。
両チームに関連するスタッツの内訳は以下の通り:
ビジャレアルは今季のUEFAカップで6試合を戦い、5勝1分け、17得点5失点で勝ち点16を獲得し、グループiの首位に立っている。
アーセナルは今季のUEFAカップで6戦全勝、20得点5失点、勝ち点18でグループbの首位に立っている。
2020年10月以降、アーセナルはUEFAカップ12試合で9勝2分け1敗。
2020年10月以降、ビジャレアルはUEFAカップ12試合で10勝1分け1敗。
両チームのスタッツを比較しても、力の差は明らかではない。アーセナルが今年のUEFAカップでビジャレアルより多くのゴールを決め、相手より失点が少なかったことは注目に値する。
両チームは過去に4度対戦し、2分け2敗でアーセナルが優位に立っている。
直近の10試合で、ビジャレアルは7勝3敗、アーセナルは4勝3分け3敗。