リーガ・エスパニョーラに目を向けると、今シーズンの覇権争いはますます激しさを増している。アトレティコ・マドリードはシーズン前半戦、一時は勝ち点11という素晴らしいリードを築き、絶好調だった。しかし、シメオネ率いるチームは2021年から連敗を喫している。
今節、アトレティコ・マドリーがアスレティック・ビルバオにまさかの勝利。一方、バルセロナは1試合少ないだけで勝ち点2差。バルセロナがサヨナラ勝ちを収めれば、アトレティコはリーガ・エスパニョーラの覇者ではなくなる。
今シーズンのレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードは同じように安定しない。強豪との対戦では好成績を残しているが、レアル・マドリーは3勝1分けでアトレティコとバルセロナを上回っている。しかし、中位から下位のチームとの対戦では何度も勝ち点を落とし、その結果、タイトル争いは道半ばに陥っている。
アトレティコとレアル・マドリーも似たようなハンデを背負っており、中位から下位のチームと対戦すると、たびたび転げ落ちる。最近、この2チームは連敗中で、バルセロナに絶好のチャンスを与えている。バルセロナは強豪中の強豪を圧倒しているわけではないが、その安定感には目を見張るものがある。
バルセロナは2021年に43得点を挙げ、ヨーロッパで最も得点効率の高いチームとなった。安定感こそがタイトル獲得の鍵だと考えさせられる。赤と青の奮闘で徐々に調子を取り戻しつつあるバルセロナは、リーガ・エスパニョーラのタイトルを射止めることが期待されている。
このリーグ戦でグリーズマンは2得点を決め、ビジャレアルを下すことに貢献した。このフランス人スターの今シーズンのスタッツは18+11に達し、徐々に調子を取り戻しつつある。メッシも好調で、バルセロナは今シーズン、リーガ・エスパニョーラのタイトルを獲得する見込みだ。
コパ・デル・レイを制し、バルセロナは心理的負担を軽減した。今シーズンはダブルを狙う。