前節はアウェーで大阪サクラに1-2で敗れ、リーグ戦9試合で2敗目を喫した。この2試合は川崎ストライカーと大阪サクラという上位チームとの対戦で敗れており、鳥栖シャイヤムのイメージに影響を与えることはないだろう。現在、鳥栖サハムはリーグ7位につけており、今シーズンはリーグ最多の13引き分けを演じている。また、鳥栖サガンはホームでの対戦成績が5勝7分け2敗と、ホームでの負けが少ない。強力なランニングゲームで知られるチームで、リーグ屈指のランニングスタッツを誇る。
8月中旬に監督交代を選択し、岩政大樹アシスタントコーチが就任、新監督はビクトリー戦を含む公式戦6試合を戦った。
チームの成績は2勝3分け1敗、川崎フロンターレに1-2で敗れただけで、成績の安定感は格段に向上している。リーグ戦最終節と日本一決定戦が拮抗しているため、岩政大樹は7人ものスタメンを入れ替え、当然ながらチームの勝負強さにも影響を及ぼした。
鹿島アントラーズにとって朗報は、荒木諒太郎が怪我から復帰して2試合に出場し、徐々にプレー時間を増やしていることだ。シーズン開幕当初は絶好調だった荒木だが、その後、不運な怪我が個人のプレータイムに影響を与えただけでなく、チームの攻撃にも大きなダメージを与えた。シーズン第1戦で対戦した両チームは、鳥栖の引き分けの名手というイメージも相まって、4-4の見事な引き分けを演じた