当然のことながら、スルツキー監督はいつものように守備面では4バックシステムを採用しない。陳潔、マナファ、朱成傑、そしてケガから復帰したばかりの国際的プレーヤー、姜昇龍が堅固な守備を築くだろう。4人のディフェンダーのうち、朱成傑と姜昇龍は中央でコンビを組み、2人の外国人ウイング、マナファと陳潔毅はそれぞれウイングバックとして両ウイングを守る。日本代表のヤン・ゼクシアンは交代要員としてスタンバイしている。大きな期待を背負ってチームに戻ってきたばかりのマナファのパフォーマンスには特筆すべきものがある。
中盤の戦いでは、上海申花のセンターバックの核であるインターセプトとスティールの名手、元サッカー日本代表主将の呉錫が、間違いなくインターセプトとスティールの重責を担う。フランスのアマドゥは負傷のため欠場が続く。外国人助っ人のテイシェイラが出場禁止でプレーできないことを考えると、国内組の謝鵬飛が代わりに攻撃の司令塔を務めると予想される。謝鵬飛の両サイドで徐浩陽とブラジル人アウトサイドバックのアンドレ・ルイスが攻撃を開始する。
フォワードラインに関しては、マラレレの最近の不調を考慮し、37歳の地元出身のエースストライカーが上海申花の指揮を執ると予想される。マレットは交代要員として待機する。まとめると、蔚山HDと対戦する上海申花の先発メンバーは、バオ・ヤクシオン;チェン・ジンイー、マナファ、朱成傑、江聖龍;ワン・ハイジャン、ウー・シー;シュー・ハオヤン、謝鵬飛、アンドレ・ルイスと予想される。