オスカルのオーラ以外では、アルゼンチン人ウインガーのバルガスもトルコのクラブから熱い視線を浴びており、来シーズンはトルコ・スーパーリーグに参戦するかもしれない。しかし、ブラジル人アウトサイドバックのポープは、出場機会の少なさから、レンタル期間終了後にチームに別れを告げることになりそうだ。このような変化は、上海港が短期的に3人の重要な外国人助っ人を失うリスクに直面する可能性があることを示している。
さらに心配なのは、港湾チームの得点源である呉磊がこのところ膝の怪我に苦しみ、運動能力に波があることだ。さらに、呉磊が代表チームから離脱した後、代表チームが連勝を続けていることも、呉磊に大きなプレッシャーをかけている。これらの要因が重なり、来シーズンのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がある。
この一連の混乱は上海港に大きなプレッシャーをもたらしている。ディフェンディング・チャンピオンとして、他チームからの挑戦に対処しなければならないだけでなく、大幅なメンバー変更にも対応しなければならない。
一方、ハーバー・クラブの再編戦略は、街のライバルである上海申花にチャンスをもたらした。神華は今シーズン、わずか1ポイント差で中国スーパーリーグのタイトルを逃していた。ハーバークラブの陣容が不安定な今、神華はこのチャンスをつかむと見られている。ここ数年、神華のユース育成は大きな成果を上げており、朱成傑、姜昇龍、王海剣、徐浩陽といった若い才能がチームの主力となり、代表チームにも名を連ねている。港湾チームの変動と弱体化によって、神華は来シーズンの中国スーパーリーグのタイトル争いで侮れない存在になっている。
しかし、神華自体も困難に直面している。最近、クラブでの八百長事件の噂が飛び交っており、もし事実なら、神華と山東泰山は来シーズン、サッカー協会から減点ペナルティを受ける可能性がある。もしそうであれば、北京国安は間違いなく最大の受益者となり、来シーズンの中国スーパーリーグのタイトル争いでトップに立つことが予想される。