ヨーロッパリーグ準決勝のスペイン戦を目前に控え、フランス代表のセントラルMFラビオが記者会見に出席し、様々なトピックについて見解を述べた。
まずラビオはチームの重要性を強調し、グリーズマンやムバッペのようなワールドクラスの選手がいても、チームは常にチームを第一に考えてきたと指摘した。フランスが準決勝に進出できたのは、チームワークとハードワークがあったからだと主張した。グリーズマンとムバッペの調子についてラビオは、若干疲れているところもあったかもしれないが、チームの課題は彼らをプッシュし、自信を持たせることだったと語った。彼は、2人の選手はいつでも状況を変えることができ、特別な能力を持っていると信じている。
フランスの選挙結果について、ラビオは「チームは一緒に結果を見たわけではないが、みんなこの話題にとても関心を持っていた」と語った。彼は、政治とスポーツは混じり合うものではないと考えており、投票に行き、民主的な決定を尊重するよう人々に呼びかけた。ムバッペのポグバに対するコメントに対し、ラビオは、選手にはそれぞれの特徴があり、互いに適応する必要があるため、チームの雰囲気には影響しないと述べた。
ラビオは、デシャンがかなり遅い段階で戦術を発表したことの影響について、それはメディアや外部との関係よりも、チーム内の高い能力を持つ選手たちが、どのような戦術的配置にも順応できることの方が大きいと考えている。グリーズマンの調子に言及したラビオは、「グリーズマンは前回のワールドカップで良いパフォーマンスを見せたが、チームはグリーズマンにそれ以上のものを期待している。
PK戦についてラビオは、スタンドから見ていて緊張して足がつるほどだったと明かした。彼は、選手たちがいかにPK戦を望んでいなかったかを強調しながらも、PK戦を制したことはチームにとって大きな収穫だったと語った。
スペインの長所についてラビオは、スペインは今大会最高のチームのひとつで、ボールを支配し、自分たちのプレースタイルを忠実に守っていると語った。しかし、フランス代表は今度のチャレンジに自信を持っており、スペインの長所と短所に対抗するために何をすべきかをわかっている。
さらにラビオは、テオ・エルナンデスやヤマルといった選手の重要性を挙げた。ラビオは、テオがチームに不可欠な役割を果たし、バックラインや左サイドのムバッペとうまく機能していると考えている。一方、ヤマルはプレッシャーにうまく対応し、大きな大会でも活躍できる。
最後にラビオは、2022年ワールドカップの敗戦のモチベーションについて言及した。決勝での敗戦はチームにとって非常に重要であり、ヨーロッパリーグ準決勝の舞台に立てるモチベーションのひとつになったと述べた。チームのほとんどの選手があの敗戦を経験したが、そこから立ち直り、予選で良いパフォーマンスを見せた。今、彼らの目標は勝って次に進むことだ。