日本時間17日夜、チェルシーはFAカップ準々決勝でレスター・シティをホームに迎えた。試合はドラマと紆余曲折に満ちたものだったが、最終的にチェルシーが延長戦で2得点を挙げ、4-2でレスター・シティを下し、FAカップ準々決勝進出を決めた。
試合開始早々、チェルシーは強い攻撃意欲を見せる。12分、ジャクソンが右サイドを突破し、ウェストガウをかわしてゴール前にクロスを上げると、ククエリアがあっさりとボールをゴールに押し込み、チェルシー1-0レスター・シティリード。45分、スターリングがゴール前の右サイドを突破してクロスを上げると、パーマーが追いついてゴールに押し込み、チェルシー2-0とリードを広げた。
しかし、レスター・シティはあきらめなかった。51分、グストのサイドキックが空いたところをディ・サッシがダカに押し込まれ、ディフェンスにバックパスしたボールをうっかり自陣ゴールに当ててしまい、チェルシー2-1レスター・シティが同点に追いつく。62分、マヴィディディが左サイドからペナルティーエリア内でグストを振り切り、ゴールへボールを蹴り込んだ。
その後の試合は、両者激しい攻防戦を繰り広げた。91分まで、パーマーがヒールで華麗なアシスト、チュクウェメカが小角度のプッシュシュートでゴールを破り、チェルシーは3-2で再びレスター・シティをリードした。そして延長戦、試合は白熱した。98分、マドゥエケイが右アークの頂点でインサイドを連続カットしてゴールを破り、チェルシーが4-2で勝利を決定づけた。
チェルシーのディフェンダー、ディ・サッシがリターンパスをうっかり自陣ゴールに通してしまい、レスター・シティに1点を返されるというショッキングな失態を犯した試合だった。しかし、これでチェルシーの精神が折れることはなく、むしろ奮起した。続く試合では、チェルシーは2ゴールを連取し、レスター・シティに勝利した。