北京時間7月6日、ユーロ2024の舞台で、待ちに待った準々決勝のポルトガル対フランス戦が行われた。ワールドクラスのスター選手を多数擁する両チームは、緑のフィールドでエキサイティングかつ緊張感あふれるデュエルを繰り広げ、ファンを視覚的にも楽しませてくれた。
試合前半は、両者とも非常に高いレベルの競り合いを見せ、攻守の切り替えが早く、異例の膠着状態が続いた。ポルトガルは細かい足技と柔軟な走りでフランスの守備を切り裂こうとし続け、フランスは堅い守備と鋭いカウンター攻撃で対抗した。両チームのゴールキーパーも何度も鮮やかなセーブを見せてゴールを死守した。両チームともゴールチャンスは多かったものの、クロウのオーバーヘッドキックもムバッペのワンツーパンチもゴールに結びつかず、0-0のスコアで前半を終えた。
後半に入っても、両者の激しい攻防は続く。60分、フランスのGKミニョンがワールドクラスのレベルを見せつけ、ポルトガルの脅威的なシュートをかわしてゴールを守りきり、このセーブもスタジアムのファンの熱狂に火をつけた。その後、フランスのストライカー、ムアニがペナルティーエリア内で絶好のシュートチャンスを得たが、シュートはポストを大きく外れ、スコアを塗り替えるチャンスを逃した。
時間が経つにつれて、双方の選手の体力は徐々に落ちていったが、試合の激しさはまったく衰えなかった。延長戦に入り、両チームとも交代で状況を変えようとしたが、突破口を開くことはできなかった。延長戦が終わってもスコアは0-0のまま、試合は残酷なPK戦に突入した。
PK戦では、両選手ともものすごい心理的プレッシャーを受けていた。先発したフランスのムバッペがしっかりとボールを叩き込み、チームの得点の口火を切った。そして、ポルトガルのクロウも負けじとボールをゴール左下に突き刺した。しかし、その後のラウンドでは、ポルトガルの2人がフランスのGKにPKをセーブされる一方、フランスはすべてのPKを叩き込んだ。結局、最後のフランス選手のPKがしっかりとネットに突き刺さり、フランスが合計スコア5-3でポルトガルを下して準々決勝進出を決め、次の試合でスペインと対戦することになった。