イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は、日本時間7月15日午前3時に開始されるユーロ決勝戦の前日会見で、チームの最新フォーム、課題、戦術的準備について語った。
サウスゲートはまず、チームの大きな強みのひとつである完全なフィットネスを確認した。これはカップ戦の決勝トーナメントでは一般的なことではないが、イングランドはこれをやってのけた。ここ数週間、チームは目覚ましい進歩を遂げ、並外れた個性と回復力を示し、毎日情熱と集中力をもってトレーニングに励んでいると述べた。
サウスゲイト監督は、チームが直面している課題について、試合が進むにつれて、現在の試合状況に最も適した戦術を見つけるために、適応し、調整し続けなければならないと語った。特にバックラインについて言及し、シーズン終盤に何人かの主力選手が欠場したことがチームに影響を与えたが、チームは夏の間、ベストな組み合わせとバランスを見つけるために懸命に努力してきたと指摘した。
攻撃面では、サウスゲート監督も「チームにはスーパータレントが何人もいるが、彼らにとってベストな攻撃のバランスを見つけるのは難しい」と認めている。試合が進むにつれて、チームは徐々にこの感覚をつかみ始め、強力な攻撃の脅威を見せ始めたと、サウスゲートは喜んだ。
試合前の準備についてサウスゲイト監督は、限られたトレーニング時間にもかかわらず、チームはすでに数回のミーティングを通じて対戦相手を深く分析し、それに対応する戦術的対応を練ってきたと明かした。このような大一番では、ディテールが成否を決める。同時に、選手たちが見せた自信と冷静さを評価し、最高のプレーをするために過度なモチベーションは必要ないと語った。
サウスゲートはまた、選手たちの士気とチームスピリットを鼓舞する方法として、他のスポーツでイングランドが勝利した後、ロンドンのトラファルガー広場で人々が祝っているビデオを選手たちに見せた。これは選手たちのモチベーションを高めるだけでなく、チーム全体のハードワークを評価するものでもあると強調した。
対戦相手のスペインについて、サウスゲートは高い評価を与えた。スペインはプレー方法が明確で、ポゼッション率も非常に高く、非常に安定したチームだと考えている。しかし、イングランドはここ数試合、ボールコントロールの良さと攻撃の脅威を示してきたとも語り、決勝でもこの勢いを維持できると信じている。
最後にサウスゲートは、チームの勝利への意欲と自信を改めて強調した。彼は、おとぎ話を信じるのではなく、夢と努力の力を信じていると述べた。そして、チームはこのチャンスをつかみ、自分たちの手とパフォーマンスで美しい物語を作り上げなければならないと強調した。同時に、PK戦でのチームの進歩にも満足感を示し、チームはどんな状況にも対応できると信じている。