スペインとのユーロタイトル争いに臨むイングランド代表を2大会連続で決勝トーナメントに導いたガレス・サウスゲイト監督が、『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、大会までの道のりと展望を語った。
サッカーの指導に専念するために本来のキャリアを諦めたという記者の質問に、サウスゲートは「この2年間はジェットコースターのようだった」と率直に答え、イングランドがこのトップレベルの大会で優勝するために全力を注いだという。このような準備の激しい時期には、試合に関係ないことはほとんど判断できなかったと告白した。
サウスゲートは、そもそもイングランドサッカーを前進させるためにこの仕事を引き受けたのであり、それは単に国民に対する責任というだけでなく、ユーストレーニングからクラブ運営、国際舞台まで、イングランドサッカーシステム全体に対する全責任であることを知っていたことを強調した。イングランドは世界的に大きく成長したが、国内外の懐疑的な見方を真に払拭するには、究極のトロフィーを勝ち取るしかないと述べた。
サウスゲートは、試合を前にした精神状態について語ったとき、素晴らしいプロフェッショナリズムを見せた。彼は、たとえ国中がこの試合に熱狂していたとしても、監督や選手としては冷静で集中し、外的なプレッシャーから目を離し、試合そのものに集中しなければならないと語った。戦術的なアレンジメントと感情的なマネージメントによって、チームは大事な場面で最高のパフォーマンスを発揮できると確信している。
サウスゲートはまた、チームの進歩と成長についても高く評価した。これまでの試合で、選手たちはより溌剌としたスピリットを見せただけでなく、自信やチームワークも大きく向上したと指摘。この決勝戦に向けて、チームは十分な準備ができており、3年前の自分たちを超え、さらに高い目標を達成する自信があると強調した。
最後にサウスゲートは、この仕事への愛と献身を改めて強調した。結果がどうであれ、この才能ある選手とスタッフが冷静さと信念を保ち、複雑なゲームの中で学び、向上していくよう指導し続ける、と。彼は、チーム全員の努力と努力の積み重ねによって、イングランドがユーロの舞台で栄光の瞬間を飾ることができると信じている。