スペインがユーロ本選を目前に控えた重要な時期に、チームの主力センターバックであるラポルテがイギリス紙『ガーディアン』のインタビューに応じ、代表チームでプレーする心境、国籍論争に直面した際の態度、サウジリーグに対する見解、そして今年のユーロへの展望を語った。
ラポルテはまず、スペイン代表でプレーしていることに大きな誇りと名誉を感じていると述べた。彼は、キャリアの中で批判や論争に見舞われながらも、一貫してハードワークを続け、疑惑に真のパフォーマンスで応えてきたと告白した。そして、ユーロのような大舞台では、自分自身を証明し、代表チームの名誉を勝ち取るチャンスがあると強調した。
国籍論争について、ラポルテは偏見と排除の感覚を感じたと語った。選手が国籍を変えることを受け入れがたい人がいることは理解しているが、フィールドでベストを尽くし、チームに貢献すれば、尊敬と評価を得ることができると固く信じている。彼は、スペインを常に最高水準で守り、模範的であろうとしてきたことを強調した。
ラポルテは、サウジアラビアリーグ入りを選択したことへの嘲笑について、非常に率直に語っているように見えた。彼は、どのリーグでプレーしようとも、同じだけのハードワークと汗を流す必要があると考えている。彼は、自分はどんな困難にも立ち向かえるだけの強さと経験を持っていると確信しており、これからの試合に向けて万全の準備をしていると語った。彼は、常にサッカーへの愛と追求を持ち続け、チームに貢献するために最高のコンディションを保つよう努力していると強調した。
今年のユーロでのプレーについて、ラポルテはヘッドコーチのデ・ラ・フエンテを高く評価した。デ・ラ・フエンテ監督は、自分とチームメイトを全面的に信頼し、サポートしてくれた。試合中、チームが団結し、積極性を発揮したことが、決勝に進出できた大きな理由のひとつであることを強調した。
今の試合運びはより自由でオープンになっていると感じるかとの質問に、ラポルテは同意した。彼は、デ・ラ・フエンテのコーチングスタイルによって、チームがよりリラックスし、自信を持って試合に臨めるようになり、それによってより良いプレーができるようになったと信じている。ラポルテは、チームメイトとヘッドコーチの信頼とサポートがあるからこそ、代表チームは自分にとって最も居心地のいい場所のひとつだと強調した。
最後に、ラポルテは次の決勝を見据えた。対戦相手が誰であろうと、勝つために全力で戦い抜くという。チームの強さと団結力があれば、どんな困難にも立ち向かうことができると信じており、決勝で最高のプレーを見せることを楽しみにしている。同時に、イングランドへの敬意と懸念も示し、彼らは非常に強いチームだが、自分のチームであるスペインにも優勝する強さと自信があると信じている。