ユーロ準決勝でイングランドがオランダに勝利した試合後の記者会見で、シャットアウトを達成したワトキンスは、自身のキャリアを歩んできた道のりと、試合に対する深い思いを語った。
ノンプロリーグでの日々について、ワトキンスは、まさか自分がイングランド代表としてヨーロッパリーグでプレーする日が来るとは思ってもみなかったと言う。彼は現実主義者であり、常に地に足をつけ、エクセターの先発メンバーに戻るなど、目先の目標に集中していると強調する。そしてその努力は、今シーズンだけでなく、彼のキャリア全体に反映されている。この舞台に立てたことで、ワトキンスはすべての瞬間を大切にし、楽しみたいと語る。
最近の調子についてワトキンスは、ベンチに座っているのが好きではないので、フラストレーションが溜まっていることを認めた。しかし、落ち込んでいるときに励ましやサポートをしてくれた友人や家族には感謝している。特に今夜は、出場して得点を決めると祝福のメッセージが殺到した。
あの決定的なゴールについてワトキンスは、ボールが味方に来たとき、自分のシュート技術で何とか打開したと語った。特にパーマーとの無言の連携に言及し、2人の信頼関係と先読みがゴールのカギとなった。試合に勝つためのチャンスだったので、自分勝手なシュートを打たざるを得なかった」と告白。同時に、「自分のキャリアの中で最も美しいシュートだったかもしれない」と謙虚に語った。
この瞬間を夢見たことがあるかと聞かれ、ワトキンスは「ない」と率直に答えた。イングランド代表での得点は素晴らしい経験だったが、このような重要な試合でこの夢を実現するとは思ってもみなかった、と彼は認めた。チャンスをつかんだ自分に感謝し、チームメイトとコーチの信頼とサポートに感謝した。
最後に、ワトキンスは決勝の相手であるスペインについて語った。彼は、スペインは多くの優秀な選手を擁し、選手層も厚い素晴らしいチームだと考えている。しかし、イングランドも強いチームであり、決勝ではベストのプレーができると確信していることも強調した。彼は、今夜の勝利を楽しみ、そしてすぐにフォームを整え、次の決勝戦への挑戦に集中するようチームに呼びかけた。
